家造りのトータルコストや毎月の光熱費が安く済む
狭小住宅は、敷地面積が小さく間取りに工夫が必要となりますが、土地の購入や家の施工費用が安く済む傾向があります。エリアによっては、狭小住宅に適した土地がなかなか見つからず苦労するケースもありますが、都市部で一戸建てに住みたい家庭にとって魅力的な物件と言えます。狭小住宅は地方の広々とした一戸建てとは異なり、冷暖房をするスペースも狭くなるので、夏場や冬場の電気代が節約できるのも魅力です。ハウスメーカーや工務店によっては、省エネに配慮した狭小住宅の設計に力を入れているところもあります。その他、三階建ての狭小住宅を新しく建てる場合は、自治体によって固定資産税の軽減措置の対象となることもあるので、必要な手続きについて専門の窓口で尋ねてみてはいかがでしょう。
周りの家との距離や日当たりについて下調べをしよう
狭小住宅が多く立ち並ぶエリアでは、夜に近所の家の生活音が響いたり室内の光が漏れたりすることがあり、人によってはストレスを感じることがあります。なるべく快適に生活を送るには、近隣の住宅との間隔が程よく離れているか、騒音などのリスクはないかといった点を事前にリサーチすることが大切です。また、狭小住宅の密集地には三階建て以上の住宅が多く、太陽の光が遮られてしまい、日中でも室内が暗くなったり、洗濯物の干し方に工夫が必要となったりすることもあります。そのため、施工費用が高くなることがありますが、狭小住宅の施工の実績が豊富な住宅業者と相談をして、他の家の影響を受けないような間取りを考えることが大事です。
狭小住宅は、限られた敷地内に建てられた小さな住宅のことです。床面積に対する明確な定義はないものの、約15坪以下の土地に建てられる住宅を指すのが一般的です。